皆さんこんにちは!漫画ブロガーのくま太郎です!
今回の記事では漫画『この音とまれ!』第119話「遠回りの先に」について、ネタバレありの最新話感想をまとめていきたいと思います。
いや、普通に泣いたわ・・・
これは・・・超絶感動回だったね・・・
それでは物語の内容についてまとめていきます!
桜介とつつみんの賭けの結末
桜介の約束通り明陵高校が完璧な演奏を無事終えたことで、つつみんは潔く自身の負けを認めます。
全国大会本番まで部内に問題が起こらず、最高のコンディションで完璧な本番を迎えることが出来るかどうかという賭け(※第117話を参照)
ちゃんと桜介に対して謝ってたし意外と良い子だったよね
そもそも真剣に部活動に取り組んでいるからこそ、起きてしまったすれ違いだったからね
しかし、賭けに勝った桜介がつつみんに望んだものはほんの些細なことでした。
「これからは俺のこと無視しないで いないみたいに扱われるの普通に悲しいから」
著:アミュー『この音とまれ!』第119話より
もっと大きなことを覚悟していたつつみんは拍子抜けしていましたが、桐生がそんなこと望むわけないですよね。
あと何気に、つつみんが桐生の名前を呼んだシーンにはグッとくるものがありました。
過去のシーンを振り返ってもそのようなシーンは全くなかったので。。
智華女子高校の巴が抱く思い
明陵高校の演奏を聴き終えた際に、武蔵は次のような発言をしています。
「ここに来るまでみんな きっとそれぞれ色んなことがあって 色んな思いも沢山あって今日この場にいるんだなって」
著:アミュー『この音とまれ!』第119話より
このセリフのシーンでは各出場校の生徒が描かれており、その中には智華女子高校の巴の姿もありました。
以前からも、巴が時瀬に対して過剰な嫌悪感を抱くシーンが幾度か取り上げられていたので、今回のこの武蔵の発言がより響くシーンとなっていましたよね。
きっと巴ちゃんにも何か理由があるんだろうなぁ
とにかく過去のエピソードを早く知りたいよね!
明陵高校の演奏に対する塚地さんの批評
演奏を聴き終えた後に邦楽デイズの記者である塚地さんは、去年の全国大会で明陵が今回のような演奏をしていれば、結果は準優勝ではなく優勝であったかもしれないと絶賛していました。
優等生の演奏では特待生の一英高校には太刀打ち出来ない
・・・これってどういう意味?
「優等生」「特待生」はあくまで比喩だと思うよ。特待生にテストの点数だけで挑むのは勝算が低いから、他の要素も加えて戦う必要があったという意味なんじゃないかな。
明陵高校の演奏を認めない巴
ホテルの食堂で時瀬高校を守った桐生に対して根に持っていた巴は、明陵高校の圧巻の演奏を聴いた後も決して演奏の出来を認めることはありませんでした。
そんな巴の発言の中でも特に印象的だったものが一つだけあります。
「演奏はその人自身を映す鏡みたいなもんや」
著:アミュー『この音とまれ!』第119話より
このセリフどこかで聞いたような気がするけど?
過去のシーンを振り返ってみようか!
「音は嘘をつかない」
第2話では「奏でられる音」に対するさとわの考えが明かされています。
「音は嘘をつかない 音にその人の本質がつまってる」
著:アミュー『この音とまれ!』1巻 第2話 P101より
言葉は違えど話している内容の意味は非常に近いので、このさとわの発言と今回の巴の発言には重なる部分が有ると言えますよね。
時瀬高校の演奏を聴いた時に巴がどのような反応を見せるのかとても楽しみです。
神奈川合同チーム演奏曲『翊ーあくるひー』
神奈川合同チームの演奏曲が今回初めて作中にて明かされていました。
『翊ーあくるひー』作曲:橋本みぎわ
実はこの箏曲は本当に実在していてYoutubeでもアップされているんです!
作中のオリジナル楽曲『龍星群』『天泣』の作曲者である橋本みぎわさんが新しく作られた箏曲、それが『翊-あくるひ-』なのだそうです。
助ける、あくる日、鳥の飛び立つ姿を意味する、 翊(あくるひ)をタイトルに、 今の困難な時代を助けあい、明日に向かい飛び立つ様子を描きました。 邦楽とその演奏者の未来への願いを乗せた楽曲です。
Youtubeの曲紹介ページより
実際の曲を聴いた後に漫画を読むと、物語の雰囲気をより一層味わえますよ!
愛との距離感が近い珀音高校の澪
相変わらず愛との距離感が異常に近い珀音高校の澪に笑っちゃいました。笑
何気にさとわも固まってたのが面白かったです。。笑
この澪の距離感おかしいシリーズは以前に作中でも何度か描かれているので、ぜひ皆さんも読み返してみて下さいね!
ざっと確認したところ「7巻 第27話」「8巻 第28話」「12巻 第44話」「14巻 第54話」で見られるよ。
滝浪先生と親交のある山本大心先生
教え子の演奏を観るために会場に居た珀音高校箏曲部顧問の山本大心先生と澪。
このシーンで滝浪先生は山本先生に対し次のような発言をしています。
「その節はお世話になりました」
著:アミュー『この音とまれ!』第119話より
タッキーは何のことを言ってるのー?
以前、合宿をする際に山本先生の旅館を貸して貰ってたからそのことじゃないかな?
また、山本先生は滝浪先生から『和』の作曲の相談も受けていましたので、そのことに対しての感謝も含まれていると考えられます。
実は『和』の作曲にも関わっていた山本先生
山本先生と滝浪先生の繋がりは第47話のシーンから始まります。
「東条雅」という別名で山本先生が珀音高校の演奏曲を作曲していたことが発覚したシーンです。
このシーンのやり取りの中で二人は後日ゆっくりと話をすることを約束していました。
滝浪先生は普段から他人に興味を持たないタイプなんだけどね〜
時は過ぎ、第67話では古典に合う由永の個性的な音を生かすために、ある人物に電話で相談をする滝浪先生のシーンが描かれており、集中して曲作りに取り組むために土日の練習を休みにすると部員に告げていました。
この時の電話相手が「山本大心先生」であったことは第70話のシーンにて判明しています。
同じ数学の先生だし作曲もするし意外と共通点あるよね
そして、第73話では『和』の楽譜を初めて見て絶賛する山本先生に対して、滝浪先生は次のように返しています。
「ありがとうございます 山本先生の助言のおかげですよ」
著:アミュー『この音とまれ!』19巻 第73話 P146より
実は山本先生が『和』の作曲にも関わっていたという。。感謝しかないですね・・・!!
これが山本先生と滝浪先生の交友関係構築の流れです!
神奈川合同チームへの参加を打診される姫坂女学院
学校に対して神奈川合同チームへの参加の打診があったことが、姫坂の女性顧問の口から明かされていました。
一位以外の高校から何人か集めて結成されるチーム。全国大会に出られるが審査対象外となる。(※第44話を参照)
しかし、来年の予選に向けて時間を使いたいという部員の声もあり、合同チームへの参加の辞退がまとまりかけていました。
そこに「待った」をかける人物が現れます。
夏目瑠衣と橘穂澄の関係性について
決して主要キャラとは言えないですが、この女子生徒の顔に見覚えのある方も意外と多いのではないでしょうか。
彼女の名前は「夏目瑠衣」
彼女が神奈川合同チームへの参加を希望した理由は次の通りです。
姫坂の二年生の中で唯一予選メンバーに選ばれなかった生徒「橘穂澄」と共に、約束をしていた全国大会の場で演奏をするため
第45話では、姫坂女学院の演奏メンバーが選ばれた経緯について描かれており、その際にこの二人の女子生徒が登場していました。
過去のシーンを振り返ってみても分かるように、この二人の関係には特に強い結びつきがあるように感じました。
きっと入部の時から辛い時も一緒に支え合って頑張ってきたんだろうな・・・
そして、今回の合同メンバーへの参加のキッカケとなったシーンが第46話にて描かれています。
夏目が演奏メンバーから外れてしまった穂澄に対して次のように声をかけます。
「・・・穂澄 あんま手なまんないようにしときなよ 全国で一緒に弾くんだから」
著:アミュー『この音とまれ!』12巻 第46話 P114-115より
神奈川県代表としての全国大会出場は叶いませんでしたが、全国の舞台で一緒に演奏をするという約束を果たすことが出来た二人。
もう演奏シーンは本当に泣けました・・・コミックス派の方はお楽しみに!!
神奈川合同チームに参加する珀音高校の部員
神奈川合同チームの演奏をよく見てみると、珀音高校の部員が参加していることが分かります。
左の生徒は箏曲部部長「新垣」で、右の生徒は「鈴森 詩」と呼ばれる女子生徒です。
珀音高校は澪の個性が強すぎて他の部員の存在が忘れられがちですが、演奏ではしっかりと澪を後ろから支える実力者ばかりです。
各高校での演奏スタイルとは違う神奈川合同チームの演奏は、とても心温まる優しいもので感動しました。
ちなみに二人は第22話で初登場しています!
演奏の準備に入る永大附属高校
神奈川合同チームの演奏の次は、とうとう千ちゃん率いる永大附属高校の出番です。
注目はなんと言っても第112話で初登場した新入部員の「明里」ですよね。
はたしてどのような演奏を見せてくれるのでしょうか。。
千ちゃんのおばあちゃんが演奏を聴きに来ることも楽しみだね!
今回の記事のまとめ
久しぶりに涙出ちゃいました・・・この音最高・・・(小声)
次回は我らが千ちゃん率いる永大附属高校の登場です!
また、当ブログでは今回の記事の他にも『この音とまれ!』に関する様々な記事をまとめています。
ぜひコメント欄にて記事の感想を頂けると嬉しいです!
漫画のファン同士でも交流出来る場になれば良いなとも思っているので!
どんどん漫画を盛り上げていきましょう!
それではまた。
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