漫画『この音とまれ!』ネタバレ 最新話感想 第114話「『大丈夫』の理由」

皆さんこんにちは!漫画ブロガーのくま太郎です!

今回の記事では漫画『この音とまれ!』第114話「『大丈夫』の理由」について、ネタバレありの最新話感想をまとめていきたいと思います。

ぷり子
ぷり子

名都と侑のシーンがアツかったね!

くま太郎
くま太郎

今回の記事はかなり長文になったのでアップが遅れました・・・最後にコメントを頂けると嬉しいです・・・パワーを下さい・・・(白目)

あらすじ

愛たちは『和』についての解釈がまとまり、どう弾くかの方向性が見えた事でこれまでに比べ格段に良い演奏ができるようになった。しかし名都はFill Inを入れる事ができないでいた。演奏に迷いがあるのは、自分に何か言いかけて飲み込んだ事があるからではないかと愛から問われた名都は…!? そして、全国大会が始まる!!

それでは物語の内容についてまとめていきます!

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アミュー先生の第114話に関するツイート

物語の内容に入る前に、第114話について著者のアミュー先生がTwitterでツイートされていましたので載せますね!

アミュー先生の仰る通り、二人の出会いからずっと見ていたので感慨深かったです!

愛知県一宮市でTVアニメのコラボ箏曲コンサートが開催決定

なんと、愛知県一宮市とTVアニメ「この音とまれ!」のコラボ箏曲コンサートが開催されることが決定しました!

TVアニメの中で登場した箏曲の制作に参加した方々も参加するコンサートだそうです。

ぷり子
ぷり子

『龍星群』や『二つの個性』の生演奏とか絶対凄そう!

くま太郎
くま太郎

一宮西高等学校箏曲部の演奏も楽しみだよね

今回行われるコラボ箏曲コンサートの概要は以下の通りです。

【開催日】2022年9月25日(日)
【開演時間】14:00 開演(13:15 開場)16:00 終演予定
【開催場所】一宮市尾西市民会館ホール
一宮市市民会館等公式サイトより

詳細については、一宮市民会館等公式サイトでチェックして頂ければと思います。

また、今回のコンサートはTVアニメとのコラボですので、事前にアニメを見てテンションを上げていきましょう!

一英高校の舞台リハーサル

今回は、一英高校の舞台リハーサルのシーンから始まりました。

どうやら演奏曲をバッチリ仕上げてきたようです。

一英高校の次に出番を待っていた他校の生徒が自信喪失してましたからね・・・。

事前にバスの中で舞台リハーサルの説明をする滝浪先生

舞台リハーサルでの演奏時間は、本番の演奏時間と同じ「9分」のみ。

ステージ内での音の響き方を各自チェックして、違和感がないかどうかの確認をします。

滝浪先生がこの説明をしている時に、由永くんが何かに反応していたのですが、このシーンは後のシーンと繋がっているので一先ず保留にしておきます。

演奏終わりの一英高校と遭遇する時瀬高校

時瀬高校の楽器搬入のタイミングと、一英高校が演奏を終えて会場を出るタイミングが重なるという。。

このシーンでは特に両校の生徒が会話をすることはなかったのですが、少し気になるシーンが描かれていたので振り返ります。

この音とまれ! 鳳月さとわの姿をジッと見つめる花幡今莉
著:アミュー『この音とまれ!』第114話より

この二人の名前は第75話にて明らかになっています。

さとわのことをジッと見つめる一英高校の女子生徒の名前は花幡はなはた 今莉いまり

そして、その今莉の姿を後ろで見守っている男子生徒の名前は高村たかむら 東吾とうご

ぷり子
ぷり子

言葉は無かったけど意味深なシーンだったよね・・・

くま太郎
くま太郎

実はこのシーンは第85話と繋がってるんだよ

花幡今莉について

まずは、彼女のプロフィールについてまとめておきます。

花幡今莉について

一英高校箏曲部に所属する高校二年生の女子生徒。第29回全国箏曲コンクール中学生の部で2位となる。他の大会でも多数入賞を果たしている実力の持ち主。

ぷり子
ぷり子

華々しい経歴だね・・・

くま太郎
くま太郎

ただ「1位」を獲れていないことが引っかかるね

まずは第85話の今莉のシーンを振り返ります。

自身が以前に出場した第7回福山邦楽コンクールの結果を確認するシーンです。

この音とまれ! 第7回福山邦楽コンクールの結果を確認する花幡今莉
著:アミュー『この音とまれ!』22巻 第85話 P46より

「第三位」という結果を黙ってジッと見つめる今莉が印象的なシーンでした。

ちなみに、今回のコンクールで今莉が演奏した曲は『中空砧』ですが、実はこの曲は過去に晶とさとわが出場した第36回全国箏曲コンクールで、他の出場者が演奏していた曲でもあります。

というのも、第34話の回想シーンで晶が握りしめていたプログラムの紙に記載があるからです。

くま太郎
くま太郎

気になる方はぜひチェックしてみて下さいね!

次に、このコンクールの結果を知っていた同じ部活の仲間である宝生ほうじょう希央きおの発言を振り返ります。

「暇つぶしで三位ですか やー やっぱ違いますね 元天才少女は」

著:アミュー『この音とまれ!』22巻 第85話 P49より

この発言を聞いた今莉は怒りをあらわにしていました。

おそらく「元天才少女」というフレーズにカチンときたのかなと思います。

ぷり子
ぷり子

今でも十分に天才少女じゃんか!

この第85話では時瀬高校の演奏をビデオ視聴するシーンが描かれているのですが、そこで今莉はさとわの姿を見た瞬間に過剰な反応を見せていました。

そして、過去の回想シーンへと入っていきます。

この音とまれ! 鳳月さとわと花幡今莉の回想シーン
著:アミュー『この音とまれ!』22巻 第85話 P54より

先ほどの今莉のプロフィールでも触れましたが、今莉の経歴に「1位」の文字がなかったのは、さとわの存在が理由だったようです。

コンクールの表彰状を手に持って立ち尽くす今莉の姿が印象的でした。

この音とまれ! 表彰状を持ったまま立ち尽くす花幡今莉
著:アミュー『この音とまれ!』22巻 第85話 P54より

先ほどの宝生の発言の中で「元天才少女」とありましたが、この言葉の意味について考察したいと思います。

なぜ花幡今莉は「元」天才少女なのか?

まずは先に結論からまとめておきます。

全国大会で初めて「鳳月さとわ」という存在に出会ってしまったから

これこそが、花幡今莉が「元」天才少女と言われる理由なのかなと思っています。

さとわと全国大会で出会う前まで今莉は、地元で天才少女と持てはやされていたのかも知れません。

あと、この事情を宝生が知っていないと「元天才少女」というフレーズは出てこないはずですよね。

実は第35話で宝生は、さとわのことを「鳳月のお嬢さん」と呼んでいるんです。

このセリフから、宝生が以前からさとわの存在を認知していた可能性が高いことが分かります。

くま太郎
くま太郎

ちなみに宝生は「山田流箏曲 明音の会 七代目」という肩書きを持っています!

ぷり子
ぷり子

流派は違っても「鳳月会」の名は有名ってことなのかな

高村東吾と花幡今莉の関係について

第74話で初登場をしていた男子生徒「高村東吾」についても触れておきますね

まずは、彼のプロフィールについてです。

高村東吾について

一英高校箏曲部に所属する高校二年生の男子生徒。第29回全国箏曲コンクール中学生の部で入賞、第30回では2位となる。

この高村の経歴で注目したいポイントは、「第29回全国箏曲コンクール中学生の部で入賞、第30回では2位」という点です。

一先ずこのことは保留にして、次に第85話のシーンを振り返ります。

宝生に「元天才少女」と呼ばれて表情を変えた今莉に対して、高村が名前を呼びかけようとしたシーンです。

この音とまれ! 花幡今莉に話しかけようとする高村東吾
著:アミュー『この音とまれ!』22巻 第85話 P49より

このシーンだけで見ると、ただ怒りそうな今莉を高村が止めようとしただけに見えます。

しかし、どうやら事情はそれだけではないようです。

次に、DVDで演奏中のさとわの姿を眺める今莉を、後ろから見て様子を伺っている高村のシーンを振り返ります。

この音とまれ! 花幡今莉の様子を伺う高村東吾
著:アミュー『この音とまれ!』22巻 第85話 P54より
この音とまれ! 花幡今莉の様子を伺う高村東吾
著:アミュー『この音とまれ!』22巻 第85話 P54より

これらのシーンを見ると先ほどのシーンが、ただ怒りそうな今莉を高村が止めようとしただけではないことが分かると思います。

今莉と高村の関係を考察する上で鍵となるポイントは、先ほど取り上げた「第29回全国箏曲コンクール中学生の部で入賞、第30回では2位」という高村の経歴です。

ぷり子
ぷり子

第29回全国箏曲コンクールって今莉が2位だった大会だよね?

くま太郎
くま太郎

だね!今莉と高村が同じ大会に出ていた証拠でもあるね

高村が「入賞」から「2位」へと成績を伸ばした一方で、今莉は「2位」から「記載なし=入賞なし」と成績を落としています。

あっ、そもそも出場をしなかったという可能性もありますね。

この全国箏曲コンクール関連の考察をもっと広げていきたかったのですが、晶とさとわが出場した全国箏曲コンクールが「第36回」であったので諦めました。笑

どうやら中学生の部と一般の部では大会の開催回数も異なるみたいですね。

くま太郎
くま太郎

話が脱線してしまったので戻します!

もしかすると高村は、今莉が天才少女と呼ばれていた時も言われなくなってしまってからも、そばで幼馴染みとして今までずっと見守っていたのかも知れません。

もしそうならば、第85話で何度も高村が今莉の様子を伺っていた理由にも納得がいきますよね。

舞台リハーサルの直前で緊張がピークになる由永

舞台袖からステージ上で演奏している他校の生徒の姿を見て、由永くんは緊張がピークになってしまっていました。

由永と百谷が舞台を経験していないことについては、前回も武蔵が話していましたよね。

そんな由永に声をかけて緊張をほぐしてくれたのは「百谷」でした。

くま太郎
くま太郎

先ほど保留にしていたシーンがこのシーンと繋がります!

先ほど、バスの車内で滝浪先生の説明に反応していた由永のシーンを振り返ります。

まずは、由永が引っかかった滝浪先生の発言です。

「ステージ内の音のことは お前らにしか分からないからな」

著:アミュー『この音とまれ!』第114話より

ここで由永が反応した言葉、それは「ステージ」だと思われます。

前回も由永自身、舞台で演奏することに緊張してきたと話していましたよね。

リハーサルとはいえ舞台で演奏することには変わりはないので、滝浪先生の言葉で強く意識をし始めたシーンだったのではないでしょうか。

この音とまれ! 由永侑の様子をそばで見ている百谷名都
著:アミュー『この音とまれ!』第114話より

あと、ちゃんと百谷が不安になっている由永の姿を見ているんです。

だからこそリハーサル直前の舞台袖で、由永の異変に誰よりも早く気がつくことが出来たんじゃないかなぁ。

時瀬高校の舞台リハーサル開始

舞台での演奏を終えた時瀬のメンバーは、各自気になった点について話し合います。

会場によっては音の響き方とかやっぱり違うんですね。

それを一回の演奏で把握して修正するとか凄すぎる・・・。

的確な指示をする慧士と晶

慧士と晶は演奏を終えた時瀬のメンバーに対して、演奏の際に座る位置の微調整を指示していました。

ほんと最強の兄妹コンビですね!

最後の最後まで頼りになる存在です。

それはそうと、あの慧士が「やばい」と言うほどの時瀬の演奏が楽しみで仕方ないです。

梅次和楽器の親父さん

梅次和楽器に楽器を戻しにきた愛は、たまたまお店の親父さんと出会います。

愛たちに対する見方が少しずつ変わっていけば良いなぁ。

早く全国大会での時瀬の演奏を聴いて欲しい!

ホテルの部屋での百谷と由永の会話

百谷と由永は同部屋だったようです。

由永は先ほど舞台袖で緊張を解いてくれた百谷に対して感謝を伝えます。

そんな由永に対して百谷は、日頃から思っていたことを語ります。

由永の頑張りをずっと見ていた百谷

いやー・・・もう感動です。。

色々とあった二人ですが、百谷は由永の背中をしっかりと見ていたんですね。

内容についてはあえて伏せておきますので、コミックス派の方はぜひお楽しみに!

このシーンと関連するシーンが、第97話で描かれていたので振り返ります。

「泣けるほど必死に全力で向き合える由永が 多分俺はずっと羨ましかった」

著:アミュー『この音とまれ!』24巻 第97話 P43より

このセリフは百谷の心の声です。

それはそうと、百谷って愛と同様しっかり周りのことを見ていますよね。

由永が着ている寝巻きのTシャツ

次に、由永が着ている寝巻きのTシャツにプリントされてる絵について振り返ります。

この音とまれ! 由永侑が着ている寝巻きのTシャツ
著:アミュー『この音とまれ!』第114話より
ぷり子
ぷり子

どこかで見たような・・・

くま太郎
くま太郎

ふふ・・・よく気がついたね・・

実はこの絵は第94話でも描かれていたんです。

その時のシーンを振り返ります。

この音とまれ! 由永侑のオススメ曲「くーまんのうた」の動画
著:アミュー『この音とまれ!』23巻 第94話 P160より

そうです、由永イチオシの一曲「くーまんのうた」の動画で流れていた映像です。

・・・って、どんだけくーまんが好きなんだよ。笑

自販機の前で話す武蔵と妃呂

嬉しそうだなぁ妃呂さん。笑

早くこの二人もくっつかないかなぁ。。

三年生にとって最後の全国大会なので、悔いが残らないよう最後まで頑張って欲しいです。

武蔵が自販機で購入した飲み物

このシーンで気になったのが、武蔵が自販機で購入した飲み物です。

この音とまれ! 倉田武蔵が自販機で購入した飲み物
著:アミュー『この音とまれ!』第114話より

ペットボトルのラベルに漢字の「茶」の文字が見えるので、おそらく「お茶」を買っていると推測出来ます。

そういえば第9話でも、武蔵がお茶のペットボトルを手に持つシーンが描かれていましたよね。

この音とまれ! 倉田武蔵が龍星群の演奏後の打ち上げで選んだ飲み物
著:アミュー『この音とまれ!』3巻 第9話 P63より

『龍星群』の演奏を大成功させてテンションが上がっているはずのに、打ち上げで飲む物がまさかの「お茶」という。笑

たまにワイルドになる妃呂について

時瀬の演奏を全国大会でぶちかまそうと意気込む妃呂に対して、武蔵は次のように声をかけています。

「来栖さんて たまにワイルドだよね」

著:アミュー『この音とまれ!』第114話より

確かに・・・と思ったので過去のシーンを振り返りたいと思います。

第13話のシーンで妃呂は、自分のせいで関係を壊してしまった人たちの元へ謝りに行くのですが、結果として顔をぶたれてしまっていました。

この音とまれ! 顔をぶたれてしまった来栖妃呂
著:アミュー『この音とまれ!』4巻 第13話 P65より

また、第17話のシーンで妃呂は、一人で箏曲部のことを抱え込む武蔵に対して、自分が副部長になると半ば強引に決めていましたよね。

そして、第35話では愛を相手に壁ドンをかましています。笑

振り返ればキリがないじゃんか・・・。

最後は第105話で描かれた、宇月の元に行った愛とさとわを助けに行くと妃呂がブチギレたシーンです。

この音とまれ! 宇月の元に行った愛とさとわを助けに行くとブチギレる来栖妃呂
著:アミュー『この音とまれ!』25巻 第105話 P176より

振り返ってみるとワイルド満点の妃呂さんでした。笑

今回の記事のまとめ

今回の記事も文字数がかなり多かったですね。。

ぜひコメント欄にて記事の感想を頂けると嬉しいです!

漫画のファン同士でも交流出来る場になれば良いなとも思っているので!

また、当ブログでは今回の記事の他にも『この音とまれ!』に関する様々な記事をまとめています。

気になる方はお時間がある際に是非チェックしてみて下さいね!

オススメの記事を以下に載せておきます。

以上で今回の記事はおしまいです。

お読み頂きありがとうございました。

どんどん漫画を盛り上げていきましょう!

それではまた。

コメント

  1. 哲生の嫁 より:

    長文お疲れ様です😭
    今回の記事も最高に楽しめました!
    次回も宜しくお願いします🤲

    • くま太郎 くま太郎 より:

      コメントありがとうございます!
      そう言って頂けてありがたいです・・・
      次回も良い記事を作れるよう頑張ります!

  2. 名無しさん より:

    色々と過去の話を掘り下げてくださるのでうれしいです。
    以前も武蔵が飛行機大好きと載っていたのでコミックを引っ張り出して読み直しました。
    この漫画を読んで、私も音楽やりたい、と再度楽器に触れたものの自分は成長してないけど
    心揺さぶる音楽、ストーリーにくぎ付けです。
    コミック発売が待ち遠しいです!

    • くま太郎 くま太郎 より:

      コメントありがとうございます!
      武蔵の飛行機大好き伏線も意外と細かく描かれているのでビックリですよね!
      え、楽器もされてるんですね・・・挑戦されるだけで十分すごい・・・。
      ですね!コミックスも超絶楽しみです!

  3. 名無しさん より:

    くま太郎さんの記事をはじめて読みましたが、本当に細かい所まで書いていただいて、しかも過去の話や考察も織り込まれてて、感動しました!!

    ネタバレの記事を読む際は、いつも漫画のコマが多めのものを選んで読んでいましたが、くま太郎さんのは文章多めなのに、飽きずに楽しく読めて、情景も思い浮かべられるし、うろ覚えだった過去のエピソードも載せてくれてるし、最高です!!
    また読みにきます^ ^

    • くま太郎 くま太郎 より:

      コメントありがとうございます!
      凄くありがたいお言葉ありがとうございます・・・(泣)
      より楽しんで頂けるよう頑張りますので、ぜひこれからも当ブログを宜しくお願いします!
      今後も、記事で触れられていない部分で気になることがあれば是非コメント欄で教えて下さいね!