こんにちは!漫画ブロガーのくま太郎です!
今回の記事では漫画『この音とまれ!』第121話「小早川明里」について、ネタバレありの最新話感想をまとめていきたいと思います!
明里っちの入部の理由について明かされていたね!
どの学校にも色々なエピソードがあるもんだなぁ・・・
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私はTikTokしてないから分かんない・・・
罰ゲームジャンケン
前回の最後のシーンで明里は、「自身が箏曲部へ入部することになったキッカケ」について明かしておりました。
「そんな俺が箏曲部に入ることになったキッカケはクソダサい罰ゲーム」
著:アミュー『この音とまれ!』28巻 第120話 P185より
明里曰く、高校に入って間もなく仲間内で流行り出したという「罰ゲームジャンケン」
罰ゲームの内容はモノマネやギャグがほとんどで、単なる暇つぶしとして行われていたものだったようです。
男子がよくやってるイメージあるわ・・・
まぁ罰ゲームは盛り上がるからね・・・
そんなある日、仲間の一人が呟いた「罰ゲームがマンネリ化してきている」という発言をキッカケに、いつもとは違った種類の罰ゲームをすることに。
「校内で一番部員が少ない部活に入部届を出す」
箏曲部の部室の前で「人の心を弄ぶようなことはしたくない」と泣いて抵抗する明里さん。
今回の罰ゲームを指示した明里の仲間たちも本気ではなかったらしく、「冗談だって」とケラケラ笑い合うのですが、そんな彼らの元へ近づく小さな巨人の足音が。。笑
ま、まさか・・・!
明里の入部に喜ぶ千太朗
皆さんもご存知、小さな巨人の正体は箏曲部部長「宮 千太朗」でした。
床に落ちていた明里の入部届を確認するや否や、興奮に顔を赤らめながら入部希望者を探す千太朗親分。
必死すぎて可愛いんですけど!
大切な箏曲部の存続にも関わることだからね!
こんなにも千太朗が明里の入部を喜ぶのにはちゃんとした理由があります。
それは、祖母が立ち上げた大切な箏曲部を存続させ、昔のように全国常連の誇れる部活だった頃の尊厳を取り戻したいという強い想いを千太朗が持っているからです。
永大付属高校の箏曲部を新設したのち、部の指導に携わり少人数ながらも全国常連の名門として実績を残す。現在は茨城の病院にて療養中だが、全国大会での演奏を聴くために北海道の会場までやって来るとのこと。
顔が怖くなってしまう晴
部室に遅れてやって来た晴も明里の入部を知り、驚愕の表情を浮かべていました。
顔怖すぎワロタwww
晴さんって顔怖くなりがちだよね・・・
ちなみに第22話でも、茨城から東京まで手持ちで箏を持ってきたことで、体力の限界に達した晴が「顔が怖すぎる」と千太朗からツッコまれるシーンが描かれていましたよね。
「穏やかで優しい性格」に対するまさかの「鬼の形相」というギャップが作中では面白おかしく取り上げられているように感じますが、もしかすると実はこれらのシーンが今後の展開の伏線になっている可能性があるのです。
千太朗と晴の気迫の差について
関東邦楽祭にて初めて永大附属高校の演奏が描かれた第24話のシーンを振り返ります。
彼らの演奏を聴き終えた直後に、さとわは次のような発言を残しています。
「今はまだ気迫に差があるけど 二人が同じレベルになったら かなり・・・」
著:アミュー『この音とまれ!』7巻 第24話 P37より
もしも晴が演奏中に「鬼の形相」を発動したらどうでしょうか。
千太朗との気迫の差が埋まり、永大附属高校の新たなダイナミックな演奏につながる予感がしませんか。
ただそうなると明里が二人について来れるのかが疑問だけどね
あと、晴には「双子の妹と弟」がいるそうですが、会場には応援に来てくれているのでしょうか。
新歓の部活発表
明里の回想によって、永大附属高校の新歓時の部活発表シーンが描かれていました。
大体予想はついてたけども・・・笑
千ちゃんかっちょいい・・・(白目)
「遊び感覚の奴はいらない!!」という千太朗の圧の強い歓迎メッセージのせいで、明里が来るまで一人も入部していなかったようです。
演奏の感想を聞いて喜ぶ千太朗と晴
千太朗と晴から新歓の時の演奏について感想を求められた明里は、その時の様子をあまり覚えていなかったにも関わらず「かっこよかった」と返答します。
二人の嬉しそうな顔を見ちゃうと明里も罪悪感出ちゃうよね・・・
このシーンはもう少し後のシーンとも繋がってるよ!
明里にとって初めての部活の練習
部活の練習前に明里の教室までお迎えに行く千太朗と晴。
練習が始まってからも丁寧に教えている二人の様子はとても優しく温かいものでした。
晴と千太朗が「アメとムチ」の役割になってて良い感じ!
千太朗と晴のコンビ演奏
掃除当番で部活動に遅れてやって来た明里は、千太朗と晴が二人だけで演奏しているところを目の当たりにします。
二人がいつも自分のレベルに合わせて演奏をしていたことに気がついた明里は、初めて心の底から二人の演奏を尊敬するのでした。
新歓の時の演奏は真剣に聴いてなかったからね
お箏は身長の無駄遣い
箏曲部に入り数日が経ったある日、明里は学校の友達から「身長の無駄遣い」をしていると指摘されます。
確かにバレーとかバスケを勧めたくなっちゃうよね
自分よりも背の高い晴が箏曲部に入っていることに疑問を持った明里は、直接本人に質問を投げかけるのですが、返ってきた答えは「とてもシンプルなもの」でした。
「単純にお箏が好きだから」
そして、二人の会話を隣で静かに聞いていた千太朗が口を開きます。
「何を持って生まれようが どう生きるかなんてそいつの勝手だろ」
著:アミュー『この音とまれ!』第121話より
・・・なんか・・・グッとくるシーンですよね。。。
きっと千太朗も身体の小ささ故に、箏曲の演奏で困ることも正直多かったと思うんです。
例えば「手が小さい」とか「弾く力が弱い」とかね
しかし、大切な祖母が立ち上げた箏曲部で全国大会優勝という目標のために、一つずつ壁を乗り越えてきた背景を想像すると、何気ない千太朗のこの発言にも重みを感じることが出来ます。
千太朗「お前はできる!!!」
何度やっても演奏が上手く出来ないと泣きつく明里に対して、千太朗は次のように声をかけます。
「無茶じゃない!!お前はできる!!!」
著:アミュー『この音とまれ!』第121話より
前回のシーンでも明里の両の手の平に「できる」ってマジックペンで書いてたよね
もしかすると明里は、この時に千太朗に言われていたことも前回のシーンで思い返していたのかもしれませんね。
あと、19巻の裏表紙では「キャラの人付き合いグループ図」がまとめられており、千太朗の欄を確認すると「面倒見のよい世話焼き」との記述があります。
まさにその通りの千太朗兄貴って感じでしたね!
明里の入部理由を知る千太朗と晴
元々は明里の入部が罰ゲームだったという事実を耳にしてしまった千太朗と晴。
いやーショックだろうなぁ・・・
きついよね・・・
千太朗がブチ切れて暴れ回るかと思いきや、全然そんなことにはなりませんでした。
頑張ってきた明里に対する信頼
明里の頑張りをずっと近くで見守ってきた千太朗と晴には、言わずともちゃんと真剣な想いが伝わっていたようでした。
二人とも良い先輩じゃんかああああ!
さとわを見て鼻血を出してたのは忘れられないけどね
永大付属高等学校の演奏曲『瀬音』
最後の学校紹介のシーンでは、永大附属高校が全国大会で演奏する曲について明かされていました。
『瀬音』(作曲:宮城道雄)
ちなみに「瀬音」は実在する曲だよ
宮城道雄についてWikipediaで調べたところ、なんと「十七絃」は彼が開発した楽器であることが判明。(Wikipediaより https://ja.wikipedia.org/wiki/十七絃)
また、彼の作品には『水の変態』や『さらし風手事』『春の海』があるとのことですが、皆さんもこれらの曲名を作中で聞いたことがありますよね。
全国箏曲コンクールで堂島晶が演奏した曲
まずは『水の変態』についてですが、こちらの曲は堂島晶が全国箏曲コンクールで優勝した時の演奏曲となっています。
また、第34話では晶が全国箏曲コンクールのプログラム表を握り締めるシーンが描かれており、よく見てみると作曲者の欄に「宮城」の文字が書かれていることに気が付きます。
親指の下には「道雄」って書かれてるはず!
関東邦楽祭で永大附属が演奏した曲
『さらし風手事』に関しては、関東邦楽祭で永大附属高校が演奏した曲となっております。
先ほども千太朗と晴の気迫の差が大きいことに触れましたよね。
その時の演奏シーンは第24話で描かれていますので、あまり覚えていない方や気になる方は是非チェックしてみて下さいね!
永大は宮城道雄の曲が好きなのかな
新春コンサートで時瀬高校が演奏した曲
『春の海』は第59話で時瀬高校のメンバーが演奏していた曲です。
滝波先生が武蔵たちに新春コンサート用の楽譜を渡すシーンでは、楽譜の内容を説明する際に「正月っぽい曲のミックスアレンジ」と「春の海をパート分けして簡単にしたやつ」と話をしていました。(第55話参照)
ほ、ほんとだぁ〜
明里が昼食時に読んでいた本の題名
あと細かい伏線回収ですが、実は明里が昼食時に読んでいた「本の題名」に注目すると・・・
「宮城道雄作曲集」って書いてる!!
Youtubeでは実際の演奏曲もアップロードされていますので、一応リンクを貼り付けておきます。
さとわの母と父の思い出の曲
今回あたかも『瀬音』が初めて永大の演奏曲であることが判明した・・・かのように話してきましたが・・・実はそうではないんです!!!
結構前の伏線だから忘れている人も多いはず・・・グフフ
第91話では全国大会出場校の演奏予定曲を聴くために、さとわの実家へ愛が訪問するシーンが描かれているのですが、そこでのやり取りの中で実は『瀬音』が既に登場していたのです。
そして、『瀬音』は「さとわの母と父の思い出の曲」でもあることが明かされていました。
箏と十七絃の二重奏からなる箏曲。曲は利根川の流れを表現したものとなっているとのこと。
今回の記事のまとめ
今回は明里の回でしたね!!!
ずっと気になっていた入部の経緯も知れて満足でした!
次回もとても楽しみです!
当ブログでは今回の記事の他にも『この音とまれ!』に関する様々な記事をまとめています。
今回の記事についてのコメントもお気軽に!
たとえアクセス数が多くてもコメントが一つもないと虚しい気持ちになります・・・
それでは次回の記事でお会いしましょう!お読み頂きありがとうございました!
コメント
ブログの更新待ってました(^-^)!
瀬音の伏線回収見事ですね(*゚▽゚*)
私は普通に忘れてました…ww
コメントありがとうございます!
更新が遅めなので申し訳ないです・・・
しれ〜っと書いてたので気づきにくいですよね。笑
もう、月が替わると毎日のようにブログにお邪魔して、新しいお話が聞けるかどうか楽しみにしています。
今回も伏線回収とまた伏線が貼られているのかな~なんて思いながら、私では読み切れない伏線の数々にうーんと唸りつつ次回の掲載を待つ身であります。
今後はどうなるのかな、個人的には智華でしたっけ、あの学校のことが気になるなぁ。
コメントありがとうございます!
嬉しいお言葉有難うございます・・・!
ほんとにアミュー先生の愛が詰まった作品なので、隠れたメッセージも見落とさないよう大切に取り上げていきたい気持ちです!
智華女子高校の巴も気になるところですね!
詳細なネタバレをありがとうございます!
コミックス派なのでとても助かります。
千ちゃんの良い先輩っぷりに感激しました。
この音で一番好きなキャラです。
入部の動機はどうあれ、一生懸命練習している明里くんを認めているんですね。
伏線にも触れてくれて、あの時の!と嬉しくなりました。
また楽しみにしています。
コメントありがとうございます!
自分も以前から千ちゃんが激推しキャラなので最近の活躍が嬉しいです!笑
伏線もしっかり漏らさないように回収していきますので、これからもどうぞ宜しくお願い致します!
お読み頂きありがとうございました!
宮城道雄ですが、小学校の音楽の教科書にも出てきていた有名な作曲家です。(今は分かりませんが…)
お正月に聞く「春の海」が1番知られていますが、「瀬音」も代表的な曲です。
実は、22巻で今莉が、福山のコンクールで3位をとった「中空砧」という曲も、宮城ですよ。
コメントありがとうございます!
音楽の教科書にも載っているんですね・・・全然知らなかったです。笑
中空砧の情報もありがとうございます!
初めまして。こちらのサイトを知ってから毎月更新を楽しみに読ませていただいています。
コミックス派ですが新刊が出ると一気読みしてしまい前の巻に遡って…と読んでもなかなか一喜一憂していい話だった泣いたー楽しかった。。みたいになってしまうので1話1話じっくり解説くださっているのが貴重でありがたいです。コミックス読みながら解説を思い出して あ、本当だ。。となったときなども嬉しくなっています。これからも楽しみにしています。
コメントありがとうございます!
毎月楽しみにして頂いているのに更新が遅れてしまい申し訳ないです・・・(涙)
な、なんてありがたいお言葉なんだ・・・!
本当にありがとうございます!
これからもどうぞ宜しくお願い致します!